スクラム開発からかんばん開発をやってみた感想

今までスクラム開発が多かったのですが、かんばん開発を最近取り入れる方針になったのでその時の感想を書いてみようと思います。

スクラム開発だと二週間ぐらいにスプリント(期間)をもうけて、1つ1つのタスクにポイント(フィボナッチ数列の数)を割り振って、同時に開発し二週間後にKPT(keep Probrem Try)をやって仕事の振り返りをするチーム開発です。

スクラム開発だとタスクを並列で取り組むので、こまめにタスクの切り替えが発生して、これどうゆう意味だったけ?という仕事の切り替えが発生するのに、時間がかかります。特にレビューする人に起きる感じがします。

かんばん開発は、トヨタの生産方法で上から順番にタスクを流す方法です。具体的にはタスクを全員でモブプロしながら仕上げていく方法で常にレビューをしながら仕上げていくので知識の差が発生しにくい開発ではないかと思いました。ここで重要なのはWIP制限があることです。

これはチーム開発でやるタスクを制限することです。例えば、1WIP制限というとチームで同時に開発できるのは1つまでということです。これによって余計なタスクに力を注がないことになります。感覚的には、仕事を同時にやるというより、1個づつタスクをこなしてどんどん終わらしていくやり方です。

かんばん開発をして感じたことは

・知識の差が結構あり、開発仕方が人によって違うので色々な工夫があった面白い。

・レビュー待ちが発生しないので、スムーズに仕事が進む。

・プログラミングが好きな人は、常に話しながらやらないといけないので気を使うのと休むタイミングが自分で管理できなく疲労が溜まる。

・スクラム開発より、できるタスクの幅が少なくなった。

・コミュニケーションが強制的に増えるので、仲良くなる。

結論

スクラム開発はドメインの知識の差がなく、少数精鋭チーム(1年ぐらい同じドメインを開発している)かつ自己管理ができるチームだとスムーズだと思いました。

かんばん開発はドメイン知識(業務知識)が少ないチームに対して、OJT教育に近いので、新人を一人前にする開発では有効かなと思いました。

このかんばん開発をドメイン知識がいらない家の家事で取り入れてやってみたら、めちゃめちゃ色々とタスクをこなせることができたので、有効なのかなと思いましたー。